2010/02/16
イギリスのロック・シンガー・ソングライター、PETER GABRIELは、オーケストラ楽器と自分の声だけに限ったカバー・ソングを集めたニュー・アルバムで「恐ろしい」道に踏み出したという。
アルバム『SCRATCH MY BACK』は2/15にイギリスで、3/2にアメリカで発表される。これはGABRIELの8年ぶりのソロ・アルバムで、RADIOHEAD、TALKING HEADS、REGINA SPEKTORなど新旧のアーティストの12曲のカバーをフィーチャーしている。
しかし、他のカバー・アルバムとは違うと60歳になったばかりのシンガーは言う。お返しに、2枚目のアルバム『I’LL SCRATCH YOURS』ではそのアーティストたちがGABRIELの歌をカバーするからだ。
「怖いよ」とGABRIELはそのアルバムと3月にヨーロッパ、5月にアメリカで行なわれるツアーについて語る。「だけど、ちょっと違うこと、自分にとってすごくフレッシュなことをしたかったんだ」
『SCRATCH MY BACK』は徹底的に削ぎ落とされた、痛切で瞑想的なアルバムだという。GABRIELの声とともに室内楽団やブラス、キーボードなどの演奏がフィーチャーされている。
「ギターを外し、ドラムを外して、ピアノとオーケストラの音色だけを使うことができるはずだと思ったんだ。普通なら歌詞をどうやって合わせるかとかアレンジをどうするかとか考えなくてはならないんだけど、このアルバムではシンガーになりきって、歌を解釈することだけに集中するようにした。それはいいことだったよ」
「曲によってはかなり荒涼として空虚な感じなんだけど、僕のテイストからするとそれは全体としてより良い効果を生み出すものなのさ」
他にはPAUL SIMON、DAVID BOWIE、NEIL YOUNG、ARCADE FIRE、LOU REED、ELBOW、THE MAGNETIC FIELDSらがカバーされている。
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